クリアカード編の第9話を読んで上で、前作のクロウカード編を読んでみたところあることに気が付きました。

『もしかして知世は桃矢のことが好きなのでは?』

この説はクロウカード編の序盤にもあったのですが、『さくらと桃矢の耳がソックリだった』というかなり強引なオチで作者によって消されてしまった印象を受けます。

しかし、クリアカード編を見ていて『桃矢と知世のカップリング説』が再燃するのではないかなと思える要素がありましたので、今回はその点を考察していってみようと思います。

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(漫画)カードキャプターさくら

◆(一章)クロウカード編◆
第1巻1話2話3話4話5話)・(1巻まとめ
第2巻6話7話8話9話・10話)・(2巻まとめ
3巻4巻5巻6巻

◆(二章)さくらカード編◆
第7巻27話・28話・29話・30話)
第8巻(31話・32話・33話・34話)
第9巻(35話・36話・37話・38話)
10巻・11巻・12巻

◆(三章)クリアカード編◆
第1巻1話2話3話4話)・(1巻まとめ
第2巻5話6話7話8話)・(2巻まとめ
第3巻9話10話11話12話13話
第4巻14話15話16話17話18話
第5巻19話20話21話22話23話

最新『カードキャプターさくら クリアカード編』

◆登場キャラクター◆

知世ちゃんが好きなのは『さくら』

カードキャプターさくらの世界でのカップリングは結構特殊なパターンが多いです。

◆さくら⇒雪兎(小学生と高校生)
◆さくら⇔小狼(特になし)
◆知世⇒さくら(同性)
◆小狼⇒雪兎(小学生と高校生、同性)
◆桃矢⇔観月(先生と高校生)
◆桃矢⇔雪兎(同性、人間ではない)
◆園美⇒撫子(同性)
◆千春⇔山崎(特になし)
◆利佳⇔先生(小学生と先生)

思いつく限りあげてみるとかんな感じです。CLAMP先生は特殊な恋愛パターンを作るのが大好きなようです。

知世ちゃんは桃矢のことが好きなのではと思われたが・・・?

前作の第1巻5話にて注目のシーンがありました。それが、コレ。

このシーンを見た多くの方は『え? 知世ちゃんって桃矢のことが好きなの?』と思ったのではないでしょうか。

ところが、第2巻7話にてそれがくつがえされてしまいます。

カードキャプターさくらのなかでも、このくつがえし方はかなり強引な部類のような気がしてなりません。

結局、『桃矢と知世のカップリング説』はここで立ち消えとなってしまい、以降、二人がせまるような展開には一切なりませんでした。

私が思いますに、おそらくCLAMPとしては『桃矢と知世のカップリング』を考えていたのだと思います。しかし、それを取りやめた方がいいと判断できる事情が出来ました。

では、その事情とは何なのか?

◆ストーリーの組み立て上、この設定は無い方がいいと判断された

おそらく、これだと思います。

知世ちゃんは『さくらのことが好き』という路線でストーリーが作られています。ところが序盤(5話)の段階で『桃矢が好き』ということになってしまったら『桃矢が好きだから、さくらに近づいているのかな?』という印象を読者に与えてしまうと考えたのではないでしょうか。そうなってしまうと、知世ちゃんの印象があまり良いものでは無くなってしまいます。

だから、CLAMPは設定を強引に変更してでも『知世ちゃんは桃矢には興味がない』ということにしたのではないかなぁと考えています。

そして、最後まで知世ちゃんはさくら一筋のキャラクターとなりました。

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知世ちゃんにとっての『好き』とはどういった意味?

実は、『知世ちゃんが語る「好き」』他のキャラの『好き』とは異なっているように感じます。

分かりやすいところで言えば『園美⇒撫子』の『好き』です。

園美は撫子のことが好きでした。しかし、撫子の前にお父さんが現れ、撫子はお父さんの事を好きになってしまいます。園美は自分の大切な存在を奪われたわけですから、お父さんに対して強い敵対心を抱きます。

ところが、知世ちゃんの場合はまったく異なります。『さくら⇒雪兎』という状況になっても敵意むき出しになることはありませんでした。むしろ、さくらの恋愛を応援してくれています。

小狼の場合も同じです。小狼がさくらのことを好きだと気付いた時も反発するわけではなく、むしろ小狼の手助けしてあげようとしていたほどです。

つまり知世が語る『好き』というのは『自分のものにしたいという意味での好きでは無い』ということです。

さくらが知世に言っている『好き』『友達として大切な存在』として解釈できます。

園美の撫子に対しする『好き』『恋愛感情的なもの』として解釈できます。だからこそ、撫子がお父さんのことを好きになった時、強い反発を覚えたんです。

しかし、知世がさくらに対して抱いている『好き』はこのどちらにも当てはまりません。この作品の中では、もっとも特殊なパターンでの『好き』なのだということはわかるのですが・・・・・・・。

秋穂ちゃんのお人形『モモちゃん』の正体は・・・?

クリアカード編の第9話に登場した秋穂ちゃんのお人形の『モモ』。第9話の記事にて色々と考察してみましたが、現時点ではまだまだわからないことばかりだなという印象を受けました。

そんな時、前作クロウカード編の第3巻13話を見て衝撃を受けました。何と、『うさぎ』が登場したんです。

これは、さくらと知世ちゃんが出会ったばかりの小学3年生の時の話です。消しゴムを忘れてしまった知世ちゃんに、さくらは『うさぎの消しゴム』を貸してあげます。そして、さくらはそのまま、その消しゴムを知世ちゃんにプレゼントしたのです。

知世ちゃんはそれがとても嬉しくて、一番の宝物として大切に鍵付きの箱の中に保管しています

ストーリー上、たった一度しか登場していない『うさぎの消しゴム』ですが、知世がとても大切にしているという強い思いは伝わってきます。

そこで、もう一度、クリアカード編のうさぎの人形『モモちゃん』をチェックしてみましょう。

この時、私が興味を持ったのはこの2点です。

◆耳が折れ曲がっている

知世ちゃんは消しゴムを忘れてしまいました。そこで、さくらは消しゴムを貸してあげます。その後、その消しゴムをさくらは知世ちゃんにプレゼントしました。

つまり、『知世ちゃんは一回は消しゴムを使用している』ということになります。その消しゴムを使用した個所を『折れ曲がっている耳』として表現したのではないかなと推測できます。

◆名前が『モモ』

カードキャプターさくらの世界において『モモ』とは何でしょうか? 『桃』です。つまり『桃矢』を暗示する言葉なわけです。完全にキャラ被りといえます。

重要なキャラクター(人形)なわけですから、名前は明確に異なるものにするべきではないでしょうか? にもかかわらず、明らかに『桃矢』を暗示できる『モモ』という名前を使用しています。つまり、このうさぎの人形は『桃矢とつながりのある何か』だと推測できるわけです。

◆『モモ』の性別が違う

このように説明してしまいますと、『モモが桃矢なら性別が男でなければおかしい』ということになってしまいますよね。しかし、まつ毛があることから、モモの性別は女だと考えられます。この点に関しては、次項にて語ってみようと思います。

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知世ちゃんの一番好きな人は・・・?

ここまでの流れで、一つの推論を語ってみようと思います。

さくらカード編の方で『クマの人形に名前を付ける』という話があります。さくらは小狼から受け取った人形を『小狼』と名付け、小狼もまたさくらから受け取った人形を『さくら』と名付けて大事にしました。

それと同じように、知世ちゃんはさくらから貰った大切な消しゴムに、名前を付けたのだと思われます。

初めの頃、その消しゴムの名前は『さくら』でした。知世ちゃんのさくらに対する真っ直ぐな想いがそこにありました。

その後、知世ちゃんは心の奥底に『もう一つの想い』が生まれていることに気が付きます。しかし、知世ちゃんはその気持ちを『何らかの理由』で、心の奥底にしまい込んでしまいます

本当は好きなのに、『好き』と素直に表現することができない存在。そんな強い葛藤の中で知世ちゃんの心の中に生まれたのが『モモ』という存在です。次第に、知世ちゃんはその消しゴムを『モモ』と呼ぶようになりました

知世ちゃんは、さくらのことが一番好きです。そして、そんなさくらに負けないくらい好きな存在が桃矢というわけです。つまり『さくらと桃矢の二人を一番好き』という状態だと考えられます。

その状況をカードに見立てたのが『クリアカード』

知世ちゃんは、常にさくらの側からの視点で見ることで、桃矢を見えないような状況にしてしまっているんです。さくらが1番なんです。1番がさくらなんです。そこに入り込む余地などありません。

つまり、知世にとってのさくらの存在というのは、『1番を隠すための1番』ということです。人に対して隠しているということではなく、自分に対して隠しているというニュアンスですね。

知世にとっての1番はさくらではありません。だから、さくらが雪兎さんを好きになったとしても、小狼と付き合うようになったとしても、そのことで悔しがったり、悲しくなったりすることはありません。心の底から応援できるんです。

◆追記170211:知世が桃矢に想いを伝えられない理由

◆知世の父親は曾祖父の雨宮真嬉?
https://sakura-clearcard.xyz/archives/541

知世が桃矢に自分の想いを伝えることができない理由として書いてみました。あくまで推論・考察として書いています。原作とは関係ありませんので、その点はご注意ください。

◆あとがき◆

今回、『桃矢と知世ちゃん』のカップリングとして語ってみましたが、ちょっと強引な説だったかもしれません。まぁ、可能性として考えてみるという意味では、なかなかに楽しむことが出来ました。

カードキャプターさくらの世界において、主要キャラで恋愛的な要素がないキャラは知世ちゃんくらいではないでしょうか。そういった意味でも、考察対象としてはなかなかに面白いんですね。

まぁ、知世ちゃんが今回のクリアカードに絡んでいる可能性はかなり低いと思っています。小狼がまったく意識していないからです。

ただ『桃矢と知世ちゃんのカップリング』としての可能性は十分に考えられるんじゃないかなぁとは思っています。

よく知世ちゃんはさくらの家へ訪問するんですよね。さくらが知世ちゃんの家へ行くというパターンはほとんどないのに。知世ちゃんは本当の気持ちを心の奥底にしまいながらも、本能的に目的をもってさくらの家へ足を運んでしまっているということなのではないかなぁとも考えられます。

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